2011年9月11日日曜日

科学の方法

この本は科学的視野を広げてくれる。

科学の限界はどこにあるのか、 科学の本質とは何か、測定の精度はどれくらいまで正確なのか、科学ではどういう問題が解けてどういう問題が解けないか、例を挙げて説明しているからだ。

逆説的だが、科学の限界がどこにあり、科学ではどういう問題がとけ、どういう問題が解けないのか理解していないと、視野の狭い人になるだろう。

著者の科学観はp17に書かれているので以下引用
科学というものには、本来限界があって、広い意味での再現可能の現象を、自然界から抜き出して、それを統計的に究明していく

手元にあるのは2009年62刷の版。こういう本が長い間増刷されて続けていることは嬉しいことだ。


科学の方法 (岩波新書 青版 313): 中谷 宇吉郎

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